高校から中高一貫校に入った 東大生のブログ

高校から首都圏某中高一貫校に入学し、部活に励みながら現役で東大に入学した過程を紹介していきます。

大学付属を選ぶか、中高一貫を選ぶか1

これは、人生においてほとんど最初にぶち当たる、かなり大きな決断だと思います。今回はこの、大学付属という選択肢について考えていきます。

まず、大学付属とは何のことかを少し説明しておこうと思います。大学付属とは、その学校に行けばエスカレーター式に付属大学まで進学することができる学校のことで、慶応幼稚舎、慶應中等部、慶應湘南藤沢(SFC)、慶應女子、慶應義塾高校慶應志木高校、早稲田中学、早大学院高校、早実立教新座明大明治、青山学院、国学院久我山、日大付属など数え始めたらきりがありません。

しかし、そのすべてで100%大学まで進学できるわけではなく、進学が保証されているのは慶応義塾慶応志木、慶応藤沢、慶応女子、早大学院明大明治ぐらいなもののようです。

(今回は上位難関校と呼ばれる学校についてのみ取り上げます。中には、付属大学よりも高校のほうが優秀というケースもあるのでよく調べてみてください)

また、上に挙げたように慶應系はほぼ確実に内部進学できるが、早稲田系だと早大学院、早稲田本庄、早稲田実業早稲田大学直系のため、卒業生は希望すればほぼ100%内部進学できるものの、早稲田高校(高校j募集なし、早稲田中学からの中高一貫)、は推薦枠としてはあるものの、いわば早稲田大学の姉妹校としての位置づけであるため、外部の国公立進学を勧めているようです。

(ネット上には誤った情報も多く流出しているのでご注意ください知恵袋とか...)

 

実際私も東大にいて、早稲田高校出身の人は見かけることがあっても、早大学院早稲田実業出身というのは聞いたことがありません。同様に慶應出身というのも聞いたことがありません。

一方で、明大系だと、明大明治は条件を満たせば確実に内部進学できる。条件は

 "履修・修得単位数の下限や、推薦行動評価が「良」以上であること、60点以上程度の推薦成績などがある。生徒の志望や適性に基づいて推薦され、英検やTOEICのスコアや高大連携講座の成績、卒業論文の評価も点数化され、加味される。(2013年度以降は実質的に英検二級以上・TOEIC350点以上の両方の取得が推薦基準において必須となった。)"

 

卒業生250人中約240名が内部進学し、あとは国公立に挑戦しているようです。

明大中野、明大八王子の場合内部進学率は70~80%程度で、旧帝国大学系にも進学者は多数いるようです。

 

また、勘違いしやすいケースとして、国立大学付属というのがあります。これは例えば東大付属高校や東工大大附属高校などことで、これは単に大学の教育学部の研究機関としての位置づけなので、進学保証率は0%です。0です。間違えないようにしてください。学芸大附属や筑波大学付属など有名校もありますが、これらはいずれも受験向けの授業は行わない方針のようです。

 

長くなってしまったので続きは次回ということで!