高校から中高一貫校に入った 東大生のブログ

高校から首都圏某中高一貫校に入学し、部活に励みながら現役で東大に入学した過程を紹介していきます。

塾に通うかどうか 中学受験編

今日からは、受験をするにあたって塾に通うべきか否か、また通うとしたらいつからがいいのか、そのあたりについて考えていきます。まず初回の今日は中学受験編です。

中学受験をするにあたって、まず先に僕の持論を言わせていただくと、絶対に通うべきです。さらに。いつから通うべきかというと、小学校4年の夏~小学校5年春までの間、です。小学校4年生の夏季講習から、2学期から、冬期講習から、3学期から、春期講習から、そのどれかでしょう。本気で受験を考えるとすれば。実際その時期に塾に入れないのは、親が受験させるどうかで悩んでいて、結局結論を出せずにぐだぐだになってしまっているケースが多いのです。そんなの、子供にとっては甚だ迷惑な話ですよね。

まず、中学受験をするのに塾が必要なのはわかると思います。小学生のうちから自分のペースで勉強をすすめられる子なんてまずいませんし、親がペースをつくってやるにも限界があると思います。さらに、塾にいくことは彼らにとってモチベーションにつながるのです。○○くんがいくから僕も塾にいこう、とか○○ちゃんも休まずに行っているんだから私も頑張ろう、などといった具合です。正直言って、塾なしで中学受験を突破するのは不可能だといえます。中学受験では、並の小学生には耐えきれないほどの勉強量を課されますから、相当な忍耐力が必要です。よくテレビなんかで鉢巻きをまいて勉強合宿に励む小学生の姿をニュースで見かけると思います。あんなイメージです。小学6年生ともなると、1日12時間くらいは勉強することになりますが、そんなの自宅でやるのは100%無理です。

また、通信教育も、はっきり言って小学生には無理です。塾に行って、みんながいる環境だからこそ頑張れるのです。

しかし、女の子の場合には別かもしれません。一般的に、小学校高学年では女の子のほうが精神年齢的にも男の子よりも総じて高いので、通信教育で慶應中等部に受かってしまった女の子なんてのも聞いたことがあります。子供の様子を見て判断してあげましょう。うちの子は集団授業にはついていけないから、という保護者の方をよく見かけますが、だったら少人数制の教室に行けばいいのです。やりようはいくらでもあります。今一度立ち止まって考え直してみてください。

さて、上で小学校4年の夏~小学校5年春までの間に塾に通い始めさせるのが最適と書きましたが、その理由について説明しましょう。

まず、小学校4年生夏以前から塾に通う子供がいますが、はっきり言って無駄です。小学校4年生以前の塾のカリキュラムはあまりしっかりしたものではなく、塾側としても理科実験教室などを開いてごまかしているのが現状です。小学校4年生以前から塾に通わせるのは、私から言わせていただくと、過保護です。外で思う存分遊ばせてあげたほうが、のちのち伸びることになると思います。どうしても勉強させたければ、公文に通わせることをおすすめします。計算力読解力の向上が見込めて、ここで身に着けるテクニックは大学受験まで使えます。私個人的には公文は絶対に通わせるべきだと考えています。

都道府県を覚えたりといった、受験に直結する分野が出てくるのは小学校5年生からです。では小学校5年生から通わせればいいじゃないか、という方もいるかもしれません。違うんです。それでは遅いんです。塾には塾のペースというものがあります。それは塾によって異なります。猛烈な予習宿題が課されるところや、毎週のテストが過激なところなど、それは塾によって違いますが、そうした塾に雰囲気をつかむのに少なくとも半年は必要なのです。半年間そうして準備をしてから5年生になって、本格的に受験勉強に突入するのが一番効率がいいです。

ここまで説明すれば小学校5年生以降に入塾するのは遅いということがわかると思います。もう受験カリキュラムに突入してしまうので、手遅れになりかねません。中学受験の内容というのは往々にして小学校の授業で習う内容とはかけ離れているので、塾に通うのが遅れてしまうのは、致命傷となります。

私の理想のプランはこれです。

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  • ~小学校2年生             外で目いっぱい遊ぶ
  • 小学校2年生夏~小学校3年生頃  公文式を始める
  • 小学校4年生夏~小学校5年春   公文式をやめる、と同時に夏季講習から大手塾に入塾

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ぜひこれを参考にしてこれから始まる夏季講習申込み、考えてみてください。

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