高校から中高一貫校に入った 東大生のブログ

高校から首都圏某中高一貫校に入学し、部活に励みながら現役で東大に入学した過程を紹介していきます。

中高一貫の実情2

今回も中高一貫の実情について。どうして私が中高一貫校に中学から入ることをおすすめしないかについて。

内部進学生は、小学校の頃から両親の指導の下、塾に通い、普通の小学生が外で元気に遊びまわっている時間に勉強し続け、入学するときもほぼ同じ学力で区切られ、それも6年間ほぼ同じ面々と生活し、大人になるため、まず総じて人間としての面白味というか度量にかけるところがあると思うのです。私が衝撃的だったのは高校2年生のときに文化祭の打ち上げで花火をしに浜辺にクラスメイトと集まったときのこと。まず、ノリノリでやってきた彼ら内部性は家族以外の人と花火をやったことがなかったのです。高校2年生だというのに。そしてなんと衝撃的なことに誰も百円ライターの着火方法を知らなかったのです。驚きました。高校2年生にもなってライターひとつつけられないなんて。結局その場にいた4人の外部性で交代交代にずっと内部生に火をつけてやる仕事を担当しました。彼らは火を怖がって、私たちがライターの使い方を教えても着火させようともしなかったのです。普段はおちゃらけた感じの彼らの内面を見てしまった気がして、正直なところ私はあの日からというもの内部生を心の底で軽蔑しています。

中学校から私立の進学校に進むのは、人間としての成長を妨げてしまうかもしれないということを十分に理解しておく必要があると思います。

ちなみに、私が親だったら間違いなく自分の子供には公立中学校に進学させ、高校受験させ、進学校に入れます。公立中学校の刺激を味わわずして大人になることは子供のためにならないと思うからです。公立中学校では毎日何かしらのハプニングが起こっていました。午後の授業が始まって早々にロケット花火をしだす奴がいたり、授業中に抜け出してオープンスペースで横になって昼寝をしだす奴がいたり。毎日が面白くて仕方なかったを覚えています。公立中学校のときの友人は20歳前にして子供を持っていたり、トラックの運転手になったりと、世の中では底辺とされる道に進む者も多くいました。でも私は、そんな彼らを間近にして部活をしたり授業を聞いたりしていたおかげで人間的に大きくなれたと思うのです。底辺を知らない頂点も頂点を知らない底辺も、はっきり言って物足りないし、いざというときに弱いです。

公立中学校に進学させて、そうした連中に流されてしまうのは確かに危険ですが、そこで勉強する経験は将来的に不可欠だと思うし、なんといっても意外なことに彼ら公立の連中は頑張って目標に向かって勉強する人に対しては十分に理解を示してくれるような根はやさしい人が多いのです。どうか自分の子供を信頼し、公立中学校に進学させて、荒波にもまれる姿を感じ取ってください。きっと彼らはたくましく成長し、立派な大人になってくれます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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